四日市大学3年の鶴田ゼミ生3名で近鉄四日市駅に「学生潜入レポ!!人に優しい三重の企業」に取材にいきました。
対応してくださった方は、近畿鉄道本部 名古屋統括部運輸部 近鉄四日市駅首席助役の中西 亨さんです。私たち学生のためにお忙しいなか時間を作っていただき誠にありがとうございました。

インタビュー風景
私たちはいつも四日市駅を利用していますが、気づかないバリアフリーがたくさんあるのだと分かりました。その中でも、特に車椅子の方への配慮について詳しくお聞きしました。

車いす用渡り板
車椅子の方への配慮
・エレベーターは車椅子の方が乗った時に中で方向転換しなくて良いように、入口と反対側に出口が有る
・ホームと車両との隙間や段差を埋める渡り板がある
・車椅子が通りやすい幅の広い改札口がある
・車内にも車いす専用のスペースがある
中西さんに渡り板を持たせてもらいました。私たちは最初「軽いだろう」と思っていましたが、持ってみるとかなり重たかったです。
理由は、電動車いすなどの重さに耐えられるように頑丈に作られているからだそうです。渡り板は2種類あり、特急だと入り口が狭いので、普通電車の渡り板より一回り小さい渡り板があるのだということでした。
様々な配慮
① ② ③
①視覚障がい等の人のための連結部分の転落防止
②オストメイトの有る多機能トイレ
③手が不自由な人等が駅員さんを呼ぶためのフットスイッチ
質問
Q. 障がいが有る方がいた場合どうしますか?
A. 障がいといっても様々な方がいらっしゃいますが、だいたいは行き先をお聞きし、エレベーターへ誘導しています。降りる駅でも同じ対応をしています。ちなみに1日約20人ほどいらっしゃいます。
Q駅員は全員が障がい者の対応にあたる事ができますか?
A、駅員全員ができます。対応のマニュアルがあります。
Q. 新しいバリアフリーは何かありますか?
A. 大阪難波駅のような段差が無い所でホーム柵を設置するなどがあります。
Q. 今までの対応の中で一番大変だった事はありますか?
A. 障がいが有る無しに関係なく、台風や地震の時の対応が一番大変です。お客様の安全が第一ですから。
Q. 困っている障がい者を見つけたら、あちらから何も言わなくても自分から声をかけますか?
A. 積極的に声をかけています。また、たまに一般の方にも手伝ってもらう事があります。
Q. 手助けをして良かった事はありますか?
A. 「ありがとう」とお礼を言って頂いた時が一番嬉しいです。
Q. 対応した事例を皆さんで共有する仕組みはありますか?
A. 駅と駅との間では連絡を取り合います。
Q. 定期的な研修はありますか?
A. バリアフリーに関する特別な定期研修はありませんが、新入社員には個別に教育をしています。
【それぞれの個人の感想】
安里 これまで知らなかったバリアフリーを教えてもらい、誰でも優しく使いやすい駅になっているのだとわかりました。
上野原 自分が知っているバリアフリーの他に近鉄四日市駅では新しいバリアフリーが足元に連絡スイッチがあるエレベーターがありどんなお客さんでもバリアフリーを利用出来るから安心して駅を使うことができると思いました。後駅員の人もどんな人が来ても対応出来ているという点に関心と感動を持ちました。これから自分困っている人がいたら自らサポートをしていきたい気持ちが強くなりました。
稲川 駅の中がこんなにもバリアフリーがあるとは思いませんでした。これなら高齢者や障がい者の方々にも使いやすくてとてもいいと思いました。他の駅でもこのようなバリアフリーがあるとより良いと思いました。