四日市大学2年の鶴田ゼミ生4名で、初潜入レポを行った。取材を受けてくださったのは、総務部長の猪俣和明さんと執行役員の多田則子さん、そして近鉄四日市駅北口支配人の林和美さんである。猪股さんと多田さん御2人は東京本社から来てくださり、皆大変恐縮した。
![]() 私達はまず、東横イン全体の取り組みについて説明を伺った。特に私が興味を持ったのは、東横インで働く10.895人の従業員構成だ。 【驚きの従業員構成比】 東横インは女性従業員の数が多いだけでなく、女性のリーダーも多い。 ◆年齢別 私はこれらの従業員構成にとても関心を持った。現代社会の問題である男女格差や高齢者問題に、先進的に取り組んでいる。会社全体でこうした問題に取り組む姿勢が、とても素敵だと思った。 【ユニバーサルデザイン(UD)への取り組み】 事前に、東横インのUDへの取り組みが素晴らしいと聞いていたが、正直なところ何がそれほど素晴らしいのか、ピンと来ていなかった。実際に「ハートフルルーム」を見学させて頂いても、ゴージャスなわけでもなく、さりげなく細かな配慮がいくつかあるだけで、感動するようなものでは無かった。しかしお話の中の一言を思い出してハッとした。 「どなたにも、当たり前に公平に、旅や仕事をして頂きたい。」 特別扱いするのではない。 実際に、車いすの建築士の方にも協力して頂いたとのことで、様々な工夫がなされていた。 ・部屋の中で車いすが回転できるようなスペースの確保 きっともっとたくさんの配慮があるのだろうけれど、残念だが今の自分には見つけられない。 ベッドの下に付いたローラは、お客様の要望に合わせてベッドの位置を変えるためだけでなく、高齢の従業員などが働きやすいようにという効果があるのだと聞いて、何だか嬉しくなった。 見学後は自分たちの質問タイム Q.世界から見た場合、日本のホテルのバリアフリー化は進んでいますか? A.東横インについて言えば進んでいると思います。 東横インはお客様からご要望を頂いた際も、グループ内に建築会社があるので、お客様のご要望に対して通常よりも早く対応する事ができます。大きなデザインは変えませんが、小さな改善がしやすい環境にあります。 Q.大学生を採用するにあたって最も重視していらっしゃることはどんなことですか? 一番はチームプレイが出来る人です。そして大きな声と笑顔が出来ることもとても重要です。 感想 お話の中で、「東横インでは、一人一人が輝く社会を目指している」という言葉があった。もしかするとこれは、従業員が輝くように、そしてお客様の旅行や仕事が輝くようにということなのかもしれない。私はこれまで東横インを利用したことは無く、ほとんど東横インについて知らなかった。しかし今回潜入レポを行わせて頂き、東横インの会社としての素晴らしさは勿論のこと、様々な工夫を見せて頂きぜひ一度利用してみたいと思った。一度泊まってみて、私が書いたこと以外にも様々な工夫に気付ける自分かどうかを試してみたいと思った。 ◆ 御社の取り組みの中で、高齢者や障害者に優しい一押しの取り組みはなんですか? さり気なく見守りながら、特別扱いはしないことです。 ◆ 地域への貢献活動は行っていますか? 100万人のクラシックライブや周辺のゴミ拾い、地元のお店が潤うように、1045グルメ(トーヨコグルメ)を企画しています。 |
◆ 顧客に向けたサービスの中で、今後一番力を入れていきたいことは何ですか?
当社は客室を販売することが仕事です。そのためには、接客の向上に力も注ぎますが、ホテルが古くなってもきれいな客室をご提供できるように「ピカピカ」に清掃することを日々努力しています。
それと、新しいサービスとして、「ミッドナイトサービス」を開始いたしました。夜遅くまでお仕事されたり、飲み会で終電を逃した方が、お部屋をスムーズに確保できる仕組みです。23時になったら、スマホでお部屋を確保し、クレジットで支払まで済ませます。あとは、チェックインに来るだけ。
このサービスを広めていきたいと思います。